太る

時は過ぎ、新しい年となっている

昨年9月に、じいさんが原因不明の発熱で
立つ事が出来なくなり、入院
その折に、私は弱い腰をまた痛めた
それでもじいさんの病院に通わざるをえない
歩くのも車の運転も腰にくる
割と楽なのは自転車だったのは意外

アレコレ持ってこいと
電話があるので
1日置きくらいで通った
市販薬や健康食品も持ち込めと言うので
看護師さんに禁止であると言ってもらうなんて事も
娘の言うことなど聞きゃしないのでね

じいさんは、10月に3ヶ月間のリハビリ予定で
老健に入所
しかし、病院と同じように
規則などお構いなしに持って来いと電話してくる
はじめは週に2回
今は週に1回通っている
妹が交代で行こうと言ってくれたので
実際は月2回
でも電話は週に2回ある

リハビリの結果、歩行器で歩く事は出来るけど
帰って来たら、医者に通ったり
床屋に行ったりを介助せねばならないとなると
私の腰が心配と主張して
延長している
(ショートステイ扱いなのかな)
じいさんも、家に帰るのは不安らしく
ここにずっといるのだと言っているが
3月に介護度の見直しなので
追い出されないか心配

じいさんが老健入所してから
3ヶ月で、近場の温泉や出雲大社方面にも
出かけた
暖かくなったら、今度はどこに行こうか

今まで友人達が
大変だねと言うので
もっと大変な人を介護してる人はたくさんいるんだし
私のしてることくらいそれほどでもないのにって思ってたけど
看てるのと看てないのとでは全く違うのね
介護されてる方、本当にお疲れ様です

そして、歯は
痛みに耐えて、多少のズレはあるけれど
1列に並んだ
歯医者に行くのも歯磨きも楽しい
でも順調にいっても、後2年はかかる予定

じいさんの食事の事や
汚れたトイレ掃除なんかがなくなり
歯の痛みも殆どなくなり


はい、
おいしいものを美味しくいただけるのです


窓を開ける

朝、リビングのカーテンは閉じたまま
外が明るくなっていても
大王は開けないから
おかんが開ける

窓も開いて空気を入れ替えたいところだけど
寒い時期はそこまでしない

カーテンを開けると
部屋の中の淀んだ空気が
少し動くような気がする

その後
じいさんの朝食

カーテンはピッチリ閉じられたまま

淀み切った空気が
ただよっている

天井の蛍光灯は
暗めになっている


食事用のテーブルを
テーブル拭き用の布巾で拭くのだが
汚れが見にくい

暑い遮光カーテンを開ける
「さっびーなぁ(寒いなぁ)」の声は無視して
朝食を準備して部屋を出る

と、じいさん
またカーテン閉めてやんの

午後から
ヘルパーさんが入浴介助に来てくれる
カーテンは閉まったまま

準備を終えた頃
ヘルパーさんが来てくれる


1番にカーテンを開いてくれた
「さっびーがなも」
「今日は気温はそんなに低くありませんよ
光が入って明るくなりますし
閉めてるより暖かいですよ」






夕ご飯準備して
テーブルに並べる時

カーテンは開いたまま


天井の蛍光灯を消して
やっと気づくんだろうけど


寒くないのかい( *`ω´)



カーテンの開け閉めが面倒なだけなのか………も




窓を開けているのは
じいさんが病院に行っているあいだに
おかんが掃除をする
週一回だけ


換気扇をぜーんぶ回して
窓も開いて
週一回の空気入れ替え



探しもの

大事な物は未だに自分で管理したいじいさん


銀行に行って来いと通帳渡された


で、印鑑は?

キャッシュカードは作ってないらしい
暗証番号忘れるからな

あれ〜え、どこにいれたかいな?
この前は一番上の引き出しだったけどね
また、変えたのか

通帳と印鑑揃わないと、銀行行けないよ


じいさんの軽トラの車検のため
鍵を渡したのは1カ月以上も前

乗れないけど、大事な車なのだ
売ってしまえば?と何度も言ったが聞かない

そろそろエンジンかけてみないと
バッテリー上がってしまう
もう、何度もやらかしているのだ

鍵を貸してと言うと

あれ〜え、どこにいれたかいな?



時間はたっぷりある
探しなはれ

かなり

じいさんが
周りの迷惑顧みず
我が道を行くのは、昔から

商売をしていたのだが
おかんが小学生の頃
母の知らない間に
家から姿をくらます
夕方何食わぬ顔で帰ってくる
好きな釣りをしに
いっていたのだ
ということが何度もあった

夕飯がワカサギの唐揚げの時は
母の機嫌が悪かった

じゃあ、月に一回でも二回でも
休業日を作ればいいものを
それは出来ないと言い張ったそうだ

店の休みは盆と正月だけだった

母が体を悪くしてから
やっと週一回休み
母の通院日だったんだけどね



そんなじいさん
歩けなくなった騒動の頃
検査で脳がかなり萎縮してると言われた

でも痴呆の様子は見受けられないですよねと


昔からかなり萎縮してたんじゃないかしら

人の迷惑顧みず
我が道を行く度は
増しているから
若い頃より
萎縮してきているだろうか



送迎車

「靴が大き過ぎて、転びそうになる」
「靴屋に行きたい」
と、じいさんが言う


今日は用事がある
明日は風呂
次は医者でしょ………
じゃ、来週だね

「急ぐならタクシーで行って」と言い添える

なぜ、おかんがタクシー代わりをしなくてはいけないのか
じいさんの都合に合わせて送迎しなくてはいけないのか
タクシーで行けばいいやん


この靴は
介護用品をレンタルしている業者さんから
購入したもの

購入の時に
大きさの違う2足を履き比べた
業者さんが、これが良いのではないかと
提案されたものを

「これは小さい。大きい方にする」と
買ったもの


人の言う事を素直に聞かない、やな性格


多分何かの折に
つまずいたのを
靴が大きいからつまずくんだと
思ったんだろう
(買った時から大きかったんだが)
(だんだん、足下が覚束なくなってきてるんじゃ?)


前は丁度良かったんだが
伸びて大きくなったと言い張るじいさん

えっ?違うだろ

そこは、言いたい事あるけど
ぐっと我慢


でもね、普通の靴屋に
介護用靴は置いてないのよね

それを言ったけど

いや、あると言い張るので
連れて行った


連れて行っても
買い物に口出しすると
人の言う事を素直に聞かないから
おかんが勧める靴は買わないから

お店に置いて
おかんは別のところを見ていた


やっぱ介護用の靴はなかった
でも、最近は
軽い靴もあるので
店員さんはそういうのを
勧めtwくれたらしい
ま、自分で決めたんだから
それを使うんだろうね

買い物後は
即、家に連れ帰りました

タクシーで行けばいいのに

非常識

たまーに
月に一二回
じいさんが我が家に来る

薬をもらって来て欲しいと
処方箋持ってくるとか
請求書が来てたとか


それって、今じゃなくていいじゃん
毎日ご飯準備しに行くんだし
風呂の準備の時でいいじゃん


何より


ピンポーンしないで
いきなり玄関扉開けるのはヤメレ!
すっごい 嫌だ!
非常識だ!


さすがに
今時は
ご近所さんでも
こういう人はいません

父方のおばたちは、非常識だったけど

変更

サービス担当者会議は
介護度の変更もないし
事前にケアマネさんが
じいさんの意向を詳しく聞いていてくれたので
変更はなし


「おかんさんも
よろしいでしょうか?」

と、聞かれたが


ケアマネさんもご存知の通り
頑固じじいなので
デイサービスかデイケア行ってくれよ
って言ったところで
行くはずもないしねと思いつつ


「はい、現状維持で仕方ないですよね」
と、嫌味ったらしく答えた


「では、この書類に署名と印鑑を……」


そこでじいさん
「あのなぁ、押し車欲しいんじゃが……」

はぁっ?
今まで、変更なしって言ってたのに
散々、これでいいか、って確認したのに


で、最初に戻ってやり直し

必要か否か
金額的に
レンタルる枠はあるのか
それとも購入せねばならないか
どんなものにするか
いつからか


なぜ、早く言わないんだろう?


お集まりの皆さん
ご迷惑をおかけいたしました

準備

一年ぶりの担当者会議が開かれた

サービス担当者会議と言うのだそうだ
じいさんのケアプラン作成のための会議


じいさんの部屋で行うのだが
前日に掃除しても
すぐに物をこぼしてしまうので
30分ほど前に
ダスキンとクイックルワイパーで掃除


いつものように
座布団並べましょ
と思ったら
部屋の隅の座布団、埃にまみれてた

二階からエッコラ座布団運んだ


それにしても
何人かしら?
4人の時も
5人の時もある

5人の時は
その後すぐにケアマネさんが
退職で、次のケアマネさんになる人が
事前調査兼ねて来たんだっけ……
今回は、ケアマネさん、変わらないだろうね

さてと、準備終了


ピンポーン
お、ピッタリじゃん

じいさんが
「椅子にしてくれ」と

とりあえず、福祉用具担当の方に
椅子を勧め
家の中の椅子をかき集める

キチャナイ椅子を
雑巾で拭っていたら
ケアマネさんもみえた

今回は3人とのことなので
椅子は間に合った


準備だけで
大いに疲れた


椅子にするなら
早く言って欲しいわい

せめてこのまま

要支援2のじいさん
一年過ぎたので認定調査があった

調査員さんが
じいさんに質問されてる間には
口を挟まない


そこで何か言えば
ゴタゴタして
長引くから

ただし、うまく伝わっていない時は
補足という形で
口出し

滞りなく終了した
と、思ったら

やっぱりすんなり終わるわけなかった

この年齢であの手術できたのは
体力があったからじゃ
手術後は努力したから歩けるんじゃがとか
痛くても我慢して動くとか

自慢話をし始めた

調査員さん、慣れて見えるのか
上手にあしらってた(ホッとした)


その後玄関先で
おかんと調査員さんで話した

ボケーっとしていることが多くなったこと
カーテン開けない閉めないこと
昼間、鍵掛けてしまうこと
健康食品をやたら買うこと
などなど
告げ口しているような気分になったけど


要支援2のまま
同じサービスが使えるよう
希望します


本当は
デイサービスやデイケアに
いってほしい。週3くらい
これ、調査員さんに言わなかったけど

増えた

じいさんのところに
ケアマネさんが来ていた

おかんが会うのはお久しぶりです

世間話をされているように見えたが
じいさんの様子を観察されていた

テーブルの上の健康食品群を見て

「これは何?」と
ひとつひとつ尋ねてみえた


「これは、血圧」
「これは、骨」
「こっちは便秘」
「これも血圧じゃな」

むむ、おかんの知らないのもあるぞ
もう、何種類かわかんない


ケアマネ「血圧の薬はお医者さんのを飲んでるよね」
じいさん「医者の薬はそう効かんのじゃ」


(だったら、医者にそう言えばいいものを……)



部屋を出られてから
ケアマネさん

「また、(健康食品)増えたね」


TVでは繰り返し放映するし
新聞も大きな広告、そんなのばかりだもの

なまじっか自分で注文出来ちゃうから
困ったものですわ


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